Q、軽度認知障害(MCI)とは?
A、健常な状態と認知症との中間にあたるグレーゾーンの段階を指します。
Q、具体的には?
A、「記憶」「決定」「理由づけ」「実行」といった認知機能の一部に問題が生じるものの、症状の程度が軽く、認知症までは至っていない状態です。
Q、どんな影響が?
A、周囲からの支えがあれば、日常生活にはさほど支障はありません。
Q、どれくらい人が?
A、厚生労働省の平成26年の調査によれば、
65歳以上の人のうち認知症患者は約462万人、
MCIは約400万人であることが分かっています。
双方合わせるとその数は約862万人となり、
65歳以上の4人に1人が認知症かMCIという計算です。
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高齢者になると、家族や友人、知人を亡くすことも増えます。これは、会話をする相手が減っていくということです。
高齢になると、歳を重ねるごとに、いろいろなものを失っていくばかりです。これまでできたことが、できなくなることも多々あります。
MCIの人たちと話していると、「情けない」と嘆かれることが多々あります。当たり前にできたことができなくなった自分が情けないという思いが強くあるのでしょう。
現在、高齢者が置かれている環境を、もう少し理解してあげてもいいのではないでしょうか。毎日の生活の中で、生きがいを見つけるのは、かんたんなことではないのです。
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認知症やMCIについての関心度は高く、
終活とも切り離せないテーマですので、
ぜひMCIについて知っておいて頂ければと思います。
例えば、次のチェックリストの中で該当するものが2つ以上あるなら、MCIが疑われます。
MCIのチェックリスト
□1 料理をする際、同じ献立が続いたり味つけが変わってきた
□2 服装の流行や季節感を考えるのが億劫になった
□3 話し始めてから、何を話そうとしたのか忘れてしまう
□4 洗濯をしたあと、干すのを忘れてしまうことがたびたびある
□5 小銭を出すのが面倒で、お札で会計することが多くなった
□6 興味や喜びを感じる機会が減ってしまった
参照:
https://toyokeizai.net/articles/-/652993?page=3
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